macOS 10.12 Sierraの新機能と変更点について
2016年9月20日にmacOS Sierraがリリースされました。
バージョンナンバーは10.12でSierraという名前はカリフォルニア州にある
シエラネバダ山脈から付けられました。macOS 10.12からOSの名称が
「OS X」から「macOS」に変更されました。リリースから1ヶ月過ぎたので
Sierraの新機能と変更点についてまとめみました。
- 音声アシスタントSiriを搭載
Dock、メニューバー、キーボードショートカットから起動可能でiOSと同じ
機能の他にSiriの答えをドラッグ&ドロップ、またはコピー&ペーストで書類に
追加、Siriの答えを通知センターに貼りつけておける、ファイルを探す、設定の
調整、システム情報の確認などができます。
- ユニバーサルクリップボード
手元のデバイス上のアプリケーションの中でコピーした文章、画像、ビデオを
別のデバイス上の別のアプリケーションの中にペーストできます。
- 自動ロック解除
Apple WatchでMacに自動的にログインできます。
(パスワードを入力する必要は無い。)
- iCloud Drive
Macのデスクトップ上にあるファイルにiPhoneから直接アクセスできます。
デスクトップ上と「書類」フォルダの中にあるすべてのファイルが自動的に
iCloudに保存され、iOSデバイスはもちろん、ほかのMac上でもいつでも
アクセスできます。
- Optimized Storage(ストレージの最適化)
古いファイルや利用していないファイルをiCloudへ保存、必要のないファイルを
削除することでディスクスペースを確保する機能です。
- ピクチャ・イン・ピクチャ(PinP)機能
Safari 10やiTunes 12.5のビデオウインドウを好きな位置に移動できる機能です。
ウインドウの移動は[Command]キーを押しながら行います。
- ディスクユーティリティ
RAID設定機能が復活、ストレージ内のコンテンツの種類(App、写真など)の
情報が非表示になりました。
セキュリティ機能強化のため、Gatekeeperのオプションから
「すべてのアプリケーションを許可」オプションが削除されました。
- Finder
FinderにOptimized Storage、iCloud Driveの機能が追加。
「名前を並べ替えるときにフォルダを上部に表示」というオプションが追加。
ディレクトリパスを記録して再度使うオートコンプリート機能が追加。
アプリウィンドウの端をダブルクリックして、ダブルクリックした方だけ
最大化することができるようになりました。
サードパーティ製アプリのステータスメニューアイコンが好きな位置に移動
できるようになりました。
- フォント
日本語フォント(8書体、11フォント)が追加されています。
以下は追加されたフォント一覧。
凸版文久ゴシック Pr6N R
凸版文久ゴシック Pr6N DB
凸版文久見出しゴシック StdN EB
凸版文久見出し明朝 StdN EB
凸版文久明朝 Pr6N R
游教科書体 ミディアム
游教科書体 ボールド
游教科書体 横用 ミディアム
游教科書体 横用 ボールド
游明朝体 エクストラボールド
游明朝体+36ポかな エクストラボールド
この他にインストーラーのサイズがEl Capitanと比較し約1GB縮小された
4.77GBとなっています。